インフラ用語集へ戻る

AI・LLM / AI/RAG

ベクトルDBとは

Vector database。Embeddingを保存し、意味の近さで検索できるデータベースです。

用語集内のカードを見る

詳細な図解

意味の近さで根拠候補を取り出す流れ
Embedding保存文書ベクトルを登録
クエリEmbedding質問もベクトル化
近傍検索近いチャンクを取得
権限/回答権限確認後に回答へ渡す
  • 削除や権限変更の反映を見る
  • テナント分離を確認
  • 検索ログの機密性に注意

この記事で学べること

ベクトルDBを、定義だけで終わらせず、現場で出てくる場面、確認材料、見落としやすい点、関連語とのつながりまで順に確認できます。

  1. ベクトルDBの設計上の位置づけ
  2. ベクトルDBの作業での使いどころ
  3. ベクトルDBの確認証跡
  4. ベクトルDBの誤解しやすい境界
  5. ベクトルDBの引き継ぎ材料

ベクトルDBの設計上の位置づけ

ベクトルDB(Vector database)は、Embeddingを保存し、意味の近さで検索できるデータベースです。

AI/RAGの作業では、ベクトルDBを「入力、参照データ、モデル出力、評価、権限境界を分ける」ための言葉として扱います。値や名称を覚えていても、どの画面、どのログ、どの経路で効いているかを言えなければ、変更後の説明や障害報告には使いにくくなります。

Embedding、RAG、権限継承と並べると、ベクトルDBが前提なのか、結果なのか、確認手段なのかを分けやすくなります。

ベクトルDBの作業での使いどころ

RAG、社内文書検索、FAQ検索、類似問い合わせ検索で使います。

作業前には、対象、確認元、利用者影響、戻し条件を短く書き出します。ここを曖昧にしたまま値を直すと、作業後に成功した通信だけが残り、なぜその状態で完了と判断したかを説明できません。

  • ベクトルDBを使う対象と所有者を確認する。
  • 正常時、変更前、変更後の差分を同じ観点で比較する。
  • Embedding、RAG、権限継承との関係を作業メモに残す。

ベクトルDBの確認証跡

アクセス制御、削除反映、暗号化、検索ログ、テナント分離を確認します。

証跡には、プロンプト、参照元、検索結果、出力、評価観点、権限フィルター、監査ログを同じ時刻帯でそろえます。画面の表示だけ、単発の疎通結果だけ、誰かの口頭説明だけでは、後から別の担当者が再確認できません。

  • 確認した場所、コマンド、画面名、時刻を残す。
  • 成功結果だけでなく、失敗時のログやエラーも保存する。
  • 値の根拠をチケット、台帳、設計資料へ紐付ける。

ベクトルDBの誤解しやすい境界

便利な応答だけでは、根拠、再現性、データ保持、権限継承、誤回答時の責任範囲を確認できない。ベクトルDBでも、表示上の有効化、単発の成功、設定値の一致だけで完了にすると、例外条件や古い経路が残る場合があります。

似た用語との差は、説明文の言い換えではなく作業結果で確認します。Embedding、RAG、権限継承のどれが入力で、どれが制御で、どれが確認結果なのかを分けると、レビューで話が戻りにくくなります。

  • 単一の画面、単一のログ、単一の成功結果だけで完了にしない。
  • 一時例外には理由、期限、削除条件を付ける。
  • 影響が残る利用者、経路、権限、データを明記する。

ベクトルDBの引き継ぎ材料

引き継ぎでは、ベクトルDBの説明だけでなく、次に見る資料、異常時の連絡先、戻し判断の条件を残します。作業の最後に、設定値、利用者影響、証跡、関連語がつながっているかを確認します。

ベクトルDBを単独の知識で閉じず、Embedding、RAG、権限継承と並べて説明できれば、設計、障害対応、監査のどの場面でも使いやすくなります。

  • 作業後の確認結果と残課題を同じ記録に残す。
  • 次回見直しの条件と担当を決める。
  • 関連語としてEmbedding、RAG、権限継承を添え、次の調査順を示す。

関連語

同じ主要カテゴリの用語

AI・LLMの学習順

同じ主要カテゴリの用語をまとめて確認できます。現在の用語を起点に、前後の用語へ進むと文脈を保ったまま読み進められます。

InfraEngKit内の関連機能