メール / メール認証
SPFとは
Sender Policy Framework。そのドメインのメールを送ってよいサーバーをDNSで示す仕組みです。
用語集内のカードを見るメール / メール認証
Sender Policy Framework。そのドメインのメールを送ってよいサーバーをDNSで示す仕組みです。
用語集内のカードを見るSPFを、定義だけで終わらせず、現場で出てくる場面、確認材料、見落としやすい点、関連語とのつながりまで順に確認できます。
実務メモ
SPFはDNS TXTに見えますが、実体は送信基盤の台帳です。社内メール、SaaS、MAツール、監視通知、複合機など、正規に送る経路を洗い出してから評価します。
証跡にはSPFレコード、include先、ip4/ip6、DNS lookup数、送信サービス一覧、実際のメールヘッダーを残します。到達率の問題ではAuthentication-Resultsを確認します。
includeを足し続けるとDNS lookup 10回制限に近づきます。SPF passでもHeader Fromと揃わなければDMARCでは失敗する場合があります。
SPF(Sender Policy Framework)は、そのドメインから送信してよいメール送信元をDNSのTXTレコードで示す仕組みです。受信側はEnvelope FromやReturn-Path側のドメインを基準に、送信元IPが許可範囲に入るかを確認します。
実務では、v=spf1、include、redirect、ip4/ip6、mx、a、all、DNS lookup数10回制限、外部送信サービス、転送経路、DMARC alignmentを分けて確認します。Fromヘッダーの見た目だけではSPFの対象ドメインは判断できません。
証跡には、対象ドメイン、SPF TXT、展開後の送信元、lookup数、allの強さ、Authentication-Results、Received、正規送信サービス一覧を残します。
SPFを強める前に、メールを送っている基盤を棚卸しします。Microsoft 365、Google Workspace、メール配信SaaS、監視通知、チケットシステム、複合機、Webフォームなど、見落としやすい送信元を確認します。
DNS上のincludeを見ただけでは、実際に使われている送信元か、すでに廃止済みか判断できません。受信側ヘッダーやDMARCレポートと突合します。
SPFにはDNS lookup数10回の制限があります。includeを多用すると、送信元が正しくてもPermErrorになり、受信側で評価が失敗することがあります。
include先がさらにincludeやredirectを持つ場合は、展開して確認します。SaaSを追加するたびにSPFへincludeを足す運用では、lookup数と所有者が分からなくなりやすいです。
~all、-all、?all は、SPF不一致時の扱いの強さを示します。ただしSPFだけを強くしても、DMARCで見るFromドメインとのalignmentが合わなければ、なりすまし対策として期待どおりにならないことがあります。
転送メールではSPFが失敗しやすく、DKIMやDMARCの評価と合わせて判断します。SPFのpass/failだけで配送可否やなりすまし対策を断定しません。
SPF変更では、旧レコード、新レコード、追加/削除した送信サービス、lookup数、テストメールのヘッダー、戻し条件を残します。強いポリシーへ進める場合は段階的に影響を確認します。
引き継ぎでは、正規送信元台帳、DNS管理者、メール基盤管理者、関連語としてTXTレコード、DKIM、DMARC、MXを残すと確認しやすくなります。
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