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メール / メール認証

SPFとは

Sender Policy Framework。そのドメインのメールを送ってよいサーバーをDNSで示す仕組みです。

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この記事で学べること

SPFを、定義だけで終わらせず、現場で出てくる場面、確認材料、見落としやすい点、関連語とのつながりまで順に確認できます。

  1. SPFを読むときの前提
  2. 送信元棚卸しから始める
  3. 10 lookup制限とincludeを確認する
  4. allの強さとDMARCを分ける
  5. 変更証跡と引き継ぎ

実務メモ

送信元IPの棚卸しなしに強いポリシーへ進めない

どこで効くか

SPFはDNS TXTに見えますが、実体は送信基盤の台帳です。社内メール、SaaS、MAツール、監視通知、複合機など、正規に送る経路を洗い出してから評価します。

残す証跡

証跡にはSPFレコード、include先、ip4/ip6、DNS lookup数、送信サービス一覧、実際のメールヘッダーを残します。到達率の問題ではAuthentication-Resultsを確認します。

避けたい誤解

includeを足し続けるとDNS lookup 10回制限に近づきます。SPF passでもHeader Fromと揃わなければDMARCでは失敗する場合があります。

まず確認すること

  • 正規送信元を棚卸しする
  • lookup数とinclude先の責任範囲を確認する
  • DMARCアライメントも同時に見る

SPFを読むときの前提

SPF(Sender Policy Framework)は、そのドメインから送信してよいメール送信元をDNSのTXTレコードで示す仕組みです。受信側はEnvelope FromやReturn-Path側のドメインを基準に、送信元IPが許可範囲に入るかを確認します。

実務では、v=spf1、include、redirect、ip4/ip6、mx、a、all、DNS lookup数10回制限、外部送信サービス、転送経路、DMARC alignmentを分けて確認します。Fromヘッダーの見た目だけではSPFの対象ドメインは判断できません。

証跡には、対象ドメイン、SPF TXT、展開後の送信元、lookup数、allの強さ、Authentication-Results、Received、正規送信サービス一覧を残します。

送信元棚卸しから始める

SPFを強める前に、メールを送っている基盤を棚卸しします。Microsoft 365、Google Workspace、メール配信SaaS、監視通知、チケットシステム、複合機、Webフォームなど、見落としやすい送信元を確認します。

DNS上のincludeを見ただけでは、実際に使われている送信元か、すでに廃止済みか判断できません。受信側ヘッダーやDMARCレポートと突合します。

  • 正規送信サービスと所有者を一覧化する。
  • Authentication-ResultsとReceivedを保存する。
  • 廃止済みincludeや広すぎるip4/ip6を棚卸しする。

10 lookup制限とincludeを確認する

SPFにはDNS lookup数10回の制限があります。includeを多用すると、送信元が正しくてもPermErrorになり、受信側で評価が失敗することがあります。

include先がさらにincludeやredirectを持つ場合は、展開して確認します。SaaSを追加するたびにSPFへincludeを足す運用では、lookup数と所有者が分からなくなりやすいです。

  • SPFを展開してlookup数を確認する。
  • include先の所有者と用途を記録する。
  • 不要なincludeを削除できる条件を残す。

allの強さとDMARCを分ける

~all、-all、?all は、SPF不一致時の扱いの強さを示します。ただしSPFだけを強くしても、DMARCで見るFromドメインとのalignmentが合わなければ、なりすまし対策として期待どおりにならないことがあります。

転送メールではSPFが失敗しやすく、DKIMやDMARCの評価と合わせて判断します。SPFのpass/failだけで配送可否やなりすまし対策を断定しません。

  • allの強さと変更理由を記録する。
  • DMARC alignmentを確認する。
  • 転送やメーリングリストの影響を見る。

変更証跡と引き継ぎ

SPF変更では、旧レコード、新レコード、追加/削除した送信サービス、lookup数、テストメールのヘッダー、戻し条件を残します。強いポリシーへ進める場合は段階的に影響を確認します。

引き継ぎでは、正規送信元台帳、DNS管理者、メール基盤管理者、関連語としてTXTレコード、DKIM、DMARC、MXを残すと確認しやすくなります。

  • 変更前後のSPFとlookup数を保存する。
  • テストメールのAuthentication-Resultsを残す。
  • 送信サービス廃止時の削除条件を記録する。

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