Network Design Workflow

ネットワーク設計の進め方を必要パッケージへ整理する

全ツールを順番に使う前提ではなく、設計で必ず必要なCore、図面と配線を作るBuild、投入前に確認するReview、現地作業向けのField、必要時だけ開くOptionalに分けます。まずCoreとReviewを押さえ、案件の性質に応じてBuildとFieldを足す構成にします。

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結論: 本当に必要なパッケージ

Core Pack

既存情報を設計材料へ戻し、論理設計と台帳をそろえる中核です。最小構成は生Configパラメータシート化、論理構成図、IP/VLAN/VRF台帳レビューです。

Build Pack

設計を物理作業へ落とすための構成です。物理構成図を中心に、配線表・ポート収容チェックを組み合わせます。

Review Pack

投入前に差分、危険設定、レビュー論点を確認する構成です。Config差分、Configリスク、設計レビュー統合メモを最終確認の束にします。

Field Pack

現地作業、ラック搭載、配線整理が主題のときだけ追加します。ラック内配置と配線表レビューを物理構成図の後ろに置きます。

Optional Pack

案件ごとに必要な補助です。通信要件、CIDR分割、CIDR重複、VLANメモ、Config雛形は常時表示ではなく、該当工程から呼び出す位置付けにします。

おすすめの進め方

  1. 生Configパラメータシート化で既存Configを棚卸しし、構成図連携JSONと台帳材料を作ります。新規設計でConfigがない場合は論理構成図から始めます。
  2. ネットワーク論理構成図設計でVRF、VLAN、サブネット、FW境界、クラウド、拠点間接続を固めます。
  3. ネットワーク物理構成図設計で機器、IF、配線、LAG、帯域、ゾーンへ落とし込みます。配線が主題でなければ、この時点では詳細配線レビューを後回しにできます。
  4. IP/VLAN/VRF台帳レビューで論理図と物理図に出てきたVLAN、VRF、サブネット、ゲートウェイの欠損と重複を確認します。
  5. 現地搭載がある場合だけ、ラック内配置設計配線表・ポート収容チェックを追加します。
  6. 通信要件がレビュー対象の場合だけ、通信要件レビュー・FW申請メモ生成を追加します。
  7. Config差分・投入影響レビューConfigリスクレビューで投入前の差分、影響、危険行を確認します。
  8. 設計レビュー統合メモ生成で会議、変更チケット、引き継ぎ向けのMarkdownへまとめます。

各ツールの役割

生Configパラメータシート化

既存環境の事実を抽出する入口。設計書が古い場合の棚卸し、移行前調査、差分レビューの材料作りに使います。

論理構成図設計

通信境界とアドレス設計の入口。VRF、VLAN、CIDR、FW境界、クラウド、拠点間接続を物理機器から切り離して整理します。

物理構成図設計

論理設計を機器、IF、配線、LAG、帯域、ゾーンに落とす中心。配線表、ポート表、Config雛形の起点にします。

IP/VLAN/VRF台帳レビュー

論理図と物理図の整合を検査する台帳チェック。重複、欠損、用途未定義、管理IP混在をここで潰します。

Config差分・リスクレビュー

設計から投入へ進む前の安全確認。現行との差分、切り戻し観点、危険な許可、管理アクセス、保存漏れを確認します。

設計レビュー統合メモ

各ツールの結果を会議・チケット向けに束ねる最後の出口。個別ツールの出力を貼り付ける場所として残します。

統合可能なツール

統合優先: 物理構成図 + 配線表レビュー

配線表・ポート収容チェックは物理構成図の表メニュー/レビュー欄へ寄せられます。単独ページはCSV貼り付け用の互換入口として残すのが現実的です。

統合優先: IP/VLAN/VRF台帳 + CIDR/VLAN補助

サブネット分割、CIDR重複、VLAN設計メモは台帳レビュー内のアドレス補助パネルへ統合できます。単体計算機としては補助ツール扱いにします。

統合候補: Config差分 + Configリスク

投入予定Configを読む流れは同じなので、差分レビュー画面にリスク採点タブを持たせると自然です。リスク単独ツールは変更作業ワークフロー用に残せます。

統合候補: 通信要件 + ポート許可申請

送信元、宛先、ポート、用途、危険ポートの確認は同じ入力で成立します。通信要件レビューに申請文生成を吸収できます。

統合候補: パラメータシート正規化 + 生Configパラメータシート化

CSV/TSVの列名ゆれ補正は、生Configから作った表や既存表を取り込む前処理として同じ入口に寄せられます。

統合しない方がよい: ラック配置

ラック配置は物理構成図と関係しますが、U位置、重量、電源、現地メモという別の判断軸を持つため、Field Packとして独立させた方が分かりやすいです。

残すべき最小セット

Free版の主導線として残す最小セットは、生Configパラメータシート化、論理構成図、物理構成図、IP/VLAN/VRF台帳レビュー、Config差分・投入影響レビュー、設計レビュー統合メモです。配線表レビュー、ラック配置、通信要件レビュー、Configリスクレビューは案件に応じて追加するパッケージに分けます。CIDR分割、CIDR重複、VLANメモ、パラメータシート正規化、Config雛形生成は補助ツールとして各工程から呼び出す位置付けにします。

次に使う入口

既存環境の棚卸しなら生Config、これから設計するなら論理構成図、配線・機器配置が主題なら物理構成図、投入直前ならConfig差分から始めます。

よくある質問

Core、Build、Review、Fieldはどの順番で使いますか?
基本はCoreで現状と論理を整理し、必要ならBuildで物理・配線へ落とし、最後にReviewで投入前確認を行います。現地搭載や配線作業がある場合だけFieldを追加します。
Configがない新規設計でも使えますか?
使えます。Configがない場合は論理構成図から始め、VRF、VLAN、サブネット、FW境界を固めてから物理構成図、台帳、レビューへ進みます。
途中でどのページに戻ればよいか迷った場合は?
全体の入口へ戻るならネットワーク設計パック、工程の順番を確認するなら手順ガイド、具体的な入力例を確認するなら各ツール詳細ページへ戻ります。
このページはFR-144、FR-153、FR-159、FR-160、FR-161に紐づくネットワーク設計支援の手順ガイドです。全ツールを毎回使うのではなく、Core Packを軸に案件ごとのBuild、Review、Field、Optionalを足す前提で整理しています。