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DNS・名前解決 / DNS

Aレコードとは

Address record。ドメイン名に対応するIPv4アドレスを示すDNSレコードです。

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この記事で学べること

Aレコードを、定義だけで終わらせず、現場で出てくる場面、確認材料、見落としやすい点、関連語とのつながりまで順に確認できます。

  1. Aレコードを読むときの前提
  2. IPv4接続先として確認する
  3. 切替時の旧値残りを見る
  4. AAAAやCNAMEとの違いを見る
  5. 変更証跡と引き継ぎ

実務メモ

IPv4回答と実通信の確認を分けて残す

どこで効くか

AレコードはFQDNをIPv4接続先へ向けます。DNSでは正しいIPv4が返っていても、LB、CDN、FW、NAT、戻り経路、証明書が合っていなければ業務通信は成功しません。

残す証跡

証跡にはFQDN、旧IPv4、新IPv4、TTL、問い合わせ先DNS、権威DNS回答、利用者側DNS回答、返ったIPv4ごとのHTTP/TLS確認、確認元、確認時刻を残します。

避けたい誤解

Aレコードだけ直しても、AAAAやCNAME先が古いと利用者によって別経路へ向かいます。複数A回答のうち一部だけ壊れている場合も、代表1回の疎通では見落とします。

まず確認すること

  • 権威DNSと利用者側DNSのA回答を分けて確認する
  • 返ったIPv4ごとにHTTP/TLS疎通を確認する
  • A、AAAA、CNAMEの最終回答を並べる

Aレコードを読むときの前提

Aレコード(Address record)は、FQDNをIPv4アドレスへ対応付けるDNSレコードです。Web公開、API、VPNポータル、監視対象、証明書確認などで、利用者が入力する名前を実際のIPv4接続先へ向けます。

実務では、Aレコードの値だけでなく、権威DNSの回答、再帰DNSや社内DNSの回答、TTL、CNAME経由の有無、LB/CDN/旧環境の受け口、Firewall許可、証明書SANを合わせて確認します。

証跡には、FQDN、Aレコードの旧IPv4/新IPv4、TTL、問い合わせ先DNS、回答時刻、疎通元、HTTP/TLS確認結果、戻し条件を残します。

IPv4接続先として確認する

Aレコードが正しいIPv4を返しても、サーバー、LB、CDN、Firewall、NAT、戻り経路が正しくなければ通信は成功しません。DNSの確認と、実際のTCP/HTTPS確認は分けて扱います。

複数Aレコードで負荷分散している場合は、利用者ごとに異なるIPへ到達することがあります。障害時は全回答を保存し、特定IPだけが落ちていないか確認します。

  • 権威DNSと利用者側DNSのA回答を分けて保存する。
  • 返ったIPv4ごとに疎通、HTTP、TLSを確認する。
  • LB/CDN配下ではオリジンと公開IPを混同しない。

切替時の旧値残りを見る

Aレコード切替では、旧IPv4がTTL分だけ利用者側に残ります。新旧どちらへアクセスされても一定時間は受けられる設計にしておくと、切替失敗時の影響を抑えられます。

管理画面で新値に変わっていても、委任先の権威DNSが違う場合や、社内DNSが上書きしている場合は利用者へ届きません。権威DNS、社内DNS、外部再帰DNS、端末の順に確認します。

  • 旧IPv4、新IPv4、残りTTLを同じ行に残す。
  • 新旧両方の受け口と戻し手順を確認する。
  • 委任先NSと編集したDNSサービスを突合する。

AAAAやCNAMEとの違いを見る

AレコードはIPv4用です。IPv6対応環境ではAAAAレコードが優先されるクライアントもあり、Aだけ直してもAAAAが古いと利用者によって症状が分かれます。

CNAMEを使う場合、利用者が問い合わせた名前はCNAME先を経由して最終的なA/AAAAへ到達します。障害時は元FQDN、CNAME先、最終A/AAAAを全部追います。

  • AとAAAAの回答差を確認する。
  • CNAME経由なら最終回答まで追跡する。
  • IPv4だけの確認で正常と判断しない。

変更証跡と引き継ぎ

Aレコード変更では、旧IPv4、新IPv4、TTL、権威DNS、利用者側DNS、サービス確認、戻し条件を残します。証明書やFW申請がFQDNではなくIPで管理されている場合は、関連台帳も更新します。

引き継ぎでは、どのIPv4が正規の公開先か、旧IPをいつ止めるか、関連語としてDNS、FQDN、AAAAレコード、CNAME、TTL、Firewallを残すと確認しやすくなります。

  • 変更前後のA回答と疎通結果を時刻付きで保存する。
  • 旧IP廃止日と監視停止条件を記録する。
  • 証明書、FW、監視の参照先を確認する。

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