インフラ用語集へ戻る

クラウド / クラウドネットワーク

セキュリティグループとは

Security group。クラウド上の仮想FWとして、インスタンスやリソース単位で通信を制御する機能です。

用語集内のカードを見る

詳細な図解

リソース単位で通信を許可する流れ
接続元送信元SGやCIDRを指定
SGルールポートと方向で許可
対象リソースインスタンスやLBに適用
戻り通信ステートフルに戻りを許可
  • 0.0.0.0/0許可を棚卸し
  • 参照SGの依存関係を見る
  • NACLとの役割を分ける

この記事で学べること

セキュリティグループを、定義だけで終わらせず、現場で出てくる場面、確認材料、見落としやすい点、関連語とのつながりまで順に確認できます。

  1. セキュリティグループの運用上の意味
  2. セキュリティグループの利用場面
  3. セキュリティグループの判断材料
  4. セキュリティグループの残りリスク
  5. セキュリティグループの関連語とのつながり

セキュリティグループの運用上の意味

セキュリティグループ(Security group)は、クラウド上の仮想FWとして、インスタンスやリソース単位で通信を制御する機能です。

クラウドネットワークの作業では、セキュリティグループを「送信元、宛先、経路、戻り通信を分けて追う」ための言葉として扱います。値や名称を覚えていても、どの画面、どのログ、どの経路で効いているかを言えなければ、変更後の説明や障害報告には使いにくくなります。

Firewall、VPC、ACLと並べると、セキュリティグループが前提なのか、結果なのか、確認手段なのかを分けやすくなります。

セキュリティグループの利用場面

VPC内のサーバー、ロードバランサー、DBの通信許可で使います。

作業前には、対象、確認元、利用者影響、戻し条件を短く書き出します。ここを曖昧にしたまま値を直すと、作業後に成功した通信だけが残り、なぜその状態で完了と判断したかを説明できません。

  • セキュリティグループを使う対象と所有者を確認する。
  • 正常時、変更前、変更後の差分を同じ観点で比較する。
  • Firewall、VPC、ACLとの関係を作業メモに残す。

セキュリティグループの判断材料

送信元、宛先、ポート、広すぎる許可、参照関係を確認します。

証跡には、経路表、ARPや近隣探索、NAT前後、Firewallログ、疎通結果を同じ時刻帯でそろえます。画面の表示だけ、単発の疎通結果だけ、誰かの口頭説明だけでは、後から別の担当者が再確認できません。

  • 確認した場所、コマンド、画面名、時刻を残す。
  • 成功結果だけでなく、失敗時のログやエラーも保存する。
  • 値の根拠をチケット、台帳、設計資料へ紐付ける。

セキュリティグループの残りリスク

片方向の成功だけでは、戻り経路、MTU、非対称経路、変換後アドレスの問題が残る。セキュリティグループでも、表示上の有効化、単発の成功、設定値の一致だけで完了にすると、例外条件や古い経路が残る場合があります。

似た用語との差は、説明文の言い換えではなく作業結果で確認します。Firewall、VPC、ACLのどれが入力で、どれが制御で、どれが確認結果なのかを分けると、レビューで話が戻りにくくなります。

  • 単一の画面、単一のログ、単一の成功結果だけで完了にしない。
  • 一時例外には理由、期限、削除条件を付ける。
  • 影響が残る利用者、経路、権限、データを明記する。

セキュリティグループの関連語とのつながり

引き継ぎでは、セキュリティグループの説明だけでなく、次に見る資料、異常時の連絡先、戻し判断の条件を残します。作業の最後に、設定値、利用者影響、証跡、関連語がつながっているかを確認します。

セキュリティグループを単独の知識で閉じず、Firewall、VPC、ACLと並べて説明できれば、設計、障害対応、監査のどの場面でも使いやすくなります。

  • 作業後の確認結果と残課題を同じ記録に残す。
  • 次回見直しの条件と担当を決める。
  • 関連語としてFirewall、VPC、ACLを添え、次の調査順を示す。

関連語

同じ主要カテゴリの用語

クラウドの学習順

同じ主要カテゴリの用語をまとめて確認できます。現在の用語を起点に、前後の用語へ進むと文脈を保ったまま読み進められます。

InfraEngKit内の関連機能