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VPC Flow Logsとは
VPC flow logs。VPC内の通信メタデータを記録するログです。
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VPC flow logs。VPC内の通信メタデータを記録するログです。
用語集内のカードを見るVPC Flow Logsを、定義だけで終わらせず、現場で出てくる場面、確認材料、見落としやすい点、関連語とのつながりまで順に確認できます。
VPC Flow Logsは、AWSのVPC、サブネット、またはENIを通るIP通信のメタデータを記録する機能です。パケット本文は残しません。送信元、宛先、ポート、プロトコル、許可または拒否の結果、バイト数、時刻などを見ます。
通信できない原因を調べるとき、まずSecurity GroupやNACLだけを見たくなります。ところが設定値だけでは、実際にどの通信が届き、どこで拒否されたかは分かりません。VPC Flow Logsは、その差を埋める確認材料になります。
ログの保存先にはCloudWatch LogsやS3を選びます。短期の切り分けならCloudWatch Logs、長期保管やAthena分析ならS3が扱いやすくなります。
VPC Flow LogsのactionにはACCEPTまたはREJECTが記録されます。ACCEPTは対象ENIのレベルで通信が許可されたことを示しますが、アプリケーションが応答したことまでは保証しません。REJECTはSecurity GroupやNACLなどで拒否された可能性を示します。
到達不可の調査では、送信元IP、宛先IP、宛先ポート、protocol、action、start/endの時刻をそろえます。片方向のACCEPTだけでは、戻り通信、ルートテーブル、NAT Gateway、相手側FWの問題が残ります。
VPC Flow LogsはVPC全体、サブネット、ENI単位で有効化できます。全体を取れば見落としは減りますが、ログ量と料金が増えます。調査対象が明確なら、対象サブネットやENIから始める判断もあります。
保存期間、集約間隔、ログ形式、タグ、アカウント、リージョンを決めずに有効化すると、後で検索できないログになります。S3へ出す場合は、バケットポリシー、暗号化、ライフサイクル、Athena用のパーティション設計も確認します。
証跡には、対象VPC、サブネット、ENI、関連するSecurity Group、NACL、ルートテーブル、確認した時刻帯、検索条件、該当ログを残します。画面の成功表示だけでは、別の担当者が同じ事象を追えません。
通信調査では、VPC Flow Logsだけで結論を出さず、OSログ、アプリログ、ALB/NLBログ、NAT Gatewayメトリクス、CloudTrailの設定変更履歴と合わせます。誰がいつ許可を変えたかはCloudTrail側で確認します。
VPC Flow Logsはパケットキャプチャではありません。HTTPヘッダー、DNS問い合わせ内容、TLSの中身、アプリのエラー本文は見えません。ログ反映にも遅延があり、即時の全パケット観測として扱うと判断を誤ります。
また、AWSの一部サービス宛通信やマネージドサービスの内部処理は、期待した粒度で見えないことがあります。VPC Flow Logsは通信経路の手掛かりであり、アプリケーション障害の最終答えではありません。
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