運用・監視 / 冗長化
VRRPとは
Virtual Router Redundancy Protocol。複数ルーターで仮想ゲートウェイを共有し、障害時に切り替える仕組みです。
用語集内のカードを見る運用・監視 / 冗長化
Virtual Router Redundancy Protocol。複数ルーターで仮想ゲートウェイを共有し、障害時に切り替える仕組みです。
用語集内のカードを見るVRRPを、定義だけで終わらせず、現場で出てくる場面、確認材料、見落としやすい点、関連語とのつながりまで順に確認できます。
実務メモ
VRRPはデフォルトゲートウェイ冗長化で使われます。実務では仮想IPがあることより、どの機器がMasterか、priorityとpreemptがどう効くか、上位回線や経路をtrackしているかが重要です。
証跡にはVRID、仮想IP、仮想MAC、Master/Backup、priority、preempt、track対象、状態遷移ログ、ARP/MAC情報、切替試験結果、戻し手順を残します。
機器が生きているだけでMasterを維持すると、上位回線断や経路断でブラックホールになります。preemptで戻す設計も、復旧直後の再切替を招くことがあります。
VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)は、複数のルーターやL3スイッチで仮想IPを共有し、デフォルトゲートウェイを冗長化する仕組みです。端末は仮想IPをゲートウェイとして使い、Masterが落ちたときにBackupが引き継ぎます。
VRRPでは、仮想IPがあることだけでなく、どの機器がMasterか、priority、preempt、track、仮想MAC、ARP更新、上位経路の状態を確認します。片側機器だけ生きていても、上流回線や経路が死んでいれば利用者通信は復旧しません。
設計資料には、VRID、仮想IP、仮想MAC、Master候補、priority、preempt、track対象、切替条件、戻し方を残します。
障害時は、現在のMaster、Backup、priority、状態遷移ログを確認します。意図した主系がMasterになっているか、Backupが待機しているか、priority差が運用方針と合っているかを見ます。
preemptを有効にすると、復旧した主系が自動でMasterへ戻ることがあります。これは便利ですが、回線や上位経路が安定していない段階で戻ると再切替を起こします。preempt delayやtrack条件も合わせて考えます。
VRRPはローカル機器の冗長化だけでは不十分です。上位回線、WAN、Firewall、ルーティング、LACP、SVIの状態をtrackしないと、下位端末から見えるゲートウェイは生きているのに外へ出られない状態になります。
trackでpriorityを下げる設計では、どの障害を検知したらMasterを譲るか、どの障害では譲らないかを明確にします。監視対象が多すぎると不要な切替が増え、少なすぎるとブラックホールになります。
VRRP切替では、仮想MACやgratuitous ARPが端末やスイッチへ正しく伝わるかが重要です。切替自体は成功しても、ARPキャッシュやスイッチのMAC学習が古いと、一部端末だけ通信が戻らないことがあります。
サーバーセグメントや拠点LANでは、切替時間だけでなく、利用者通信が何秒止まるか、アプリの再接続が必要か、監視がどう反応するかを確認します。
VRRP作業では、投入前後のVRRP状態、priority、track、関連interface、ARP/MAC情報、切替試験結果、戻し手順を残します。冗長化は存在するだけではなく、意図した条件で切り替わり、意図した条件で戻ることを確認して初めて意味があります。
引き継ぎでは、どちらを主系にするか、なぜそのpriorityか、preemptを許すか、track対象は何か、手動切替時にどの通信を確認するかを残します。関連語としてはデフォルトゲートウェイ、冗長化、ルーティング、ARP、LACPを並べると理解しやすくなります。
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