運用・監視 / 運用品質
MTTDとは
Mean Time To Detect。異常や障害が発生してから検知するまでの平均時間です。
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Mean Time To Detect。異常や障害が発生してから検知するまでの平均時間です。
用語集内のカードを見るMTTDを、定義だけで終わらせず、現場で出てくる場面、確認材料、見落としやすい点、関連語とのつながりまで順に確認できます。
MTTD(Mean Time To Detect)は、異常や障害が発生してから、運用チームが検知するまでの平均時間です。サービスが壊れた時刻と、誰かが気づいた時刻の差を見ます。
短く言えば、発見の遅さを測る指標です。復旧の速さを測るMTTRとは別です。MTTDが長い環境では、復旧手順が整っていても、対応開始までに利用者影響が広がります。
MTTDは監視ツールの数字だけでは決まりません。メトリクス異常、ログ検知、外形監視、利用者問い合わせ、手動巡回のどれを検知時刻とみなすかで値が変わります。
MTTDを使う前に、開始時刻と検知時刻を定義します。開始時刻は障害が実際に起きた時刻、検知時刻は監視アラートが発報した時刻、チケットが起票された時刻、担当者が確認した時刻などに分かれます。
どれを採用するかを曖昧にすると、月次報告の数値はよく見えても、利用者が感じた遅れと合わなくなります。自動アラートより先に問い合わせで発覚した事象は、監視抜けとして扱うべき場合があります。
MTTDは検知までの時間です。MTTA(Mean Time To Acknowledge)は通知を受けて担当者が認知するまでの時間、MTTR(Mean Time To Recover)は復旧までの時間を見ます。
アラートは出ていたのに誰も見ていなかった場合、MTTDは短く、MTTAが長い可能性があります。アラート自体が出ていなかった場合は、MTTDが長い問題です。改善策は同じではありません。
MTTDを下げるには、監視対象、しきい値、外形監視、ログ検知、通知経路を見直します。CPUやHTTP 500だけを見る監視では、ログイン失敗、メール配送遅延、DNS不整合のような利用者影響を拾えないことがあります。
ただし、アラートを増やすだけでは改善になりません。ノイズが増えると担当者が通知を無視し、MTTAが悪化します。SLOや利用者影響に近いシグナルを選びます。
MTTDを報告する場合は、対象期間、対象サービス、計算対象に含めたインシデント、除外条件、発生時刻と検知時刻の定義を残します。平均だけを出すと、少数の大きな見逃しが隠れます。
関連語として監視、アラート、インシデント、MTTA、MTTRを並べると、検知、反応、復旧のどこに遅れがあるか説明しやすくなります。
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