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セキュリティ・認証 / TLS/PKI

ACMEとは

Automatic Certificate Management Environment。証明書の発行や更新を自動化するためのプロトコルです。

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詳細な図解

証明書自動発行と更新の流れ
ACMEクライアント証明書を申請
検証チャレンジHTTP-01/DNS-01で所有確認
CA証明書を発行
TLS終端点秘密鍵と証明書を配備して更新
  • DNS/HTTP到達性を確認
  • 更新ジョブと失敗通知を見る
  • 秘密鍵の保管先を分ける

この記事で学べること

ACMEを、定義だけで終わらせず、現場で出てくる場面、確認材料、見落としやすい点、関連語とのつながりまで順に確認できます。

  1. ACMEを読むときの前提
  2. HTTP-01とDNS-01を分ける
  3. 更新ジョブと配備先を見る
  4. 秘密鍵と権限を扱う
  5. 変更証跡と引き継ぎ

実務メモ

発行成功ではなく更新、配備、通知まで確認する

どこで効くか

ACMEはLet's Encryptなどの自動証明書更新、検証環境の短期証明書、ワイルドカード証明書、KubernetesやCDNへの証明書配備で効きます。更新失敗は期限切れ障害に直結します。

残す証跡

証跡には対象FQDN、チャレンジ方式、ACMEクライアント、CA、更新ジョブログ、DNS/HTTP検証結果、配備先、秘密鍵保存先、失敗通知先、レート制限の状況を残します。

避けたい誤解

証明書の発行に成功しても、LB、CDN、Ingress、メールTLSへ反映されなければ利用者には旧証明書が見えます。DNS API権限を広く渡しすぎると、証明書更新ジョブが強い権限を持ち続けます。

まず確認すること

  • チャレンジ方式と検証経路を確認する
  • 更新後の実接続で新証明書を確認する
  • 秘密鍵とDNS API権限を棚卸しする

ACMEを読むときの前提

ACME(Automatic Certificate Management Environment)は、証明書の発行、更新、失効を自動化するためのプロトコルです。Let's Encryptなどの公開CAで広く使われ、HTTP-01やDNS-01のチャレンジでドメイン管理権限を確認します。

実務では、発行自動化そのものより、検証チャレンジの到達性、更新ジョブ、秘密鍵の保管、配備先、失敗通知、レート制限を確認します。

証跡には、対象FQDN、チャレンジ方式、ACMEクライアント、CA、更新時刻、配備先、失敗ログ、通知先を残します。

HTTP-01とDNS-01を分ける

HTTP-01は指定URLへCAがアクセスできることを確認します。Web公開経路、リダイレクト、WAF、Basic認証、CDNキャッシュが失敗原因になります。

DNS-01はTXTレコードで所有確認します。ワイルドカード証明書や非公開サービスでも使いやすい一方、DNS API権限、TTL、権威DNS、分割DNSの扱いに注意します。

  • チャレンジ方式と検証経路を記録する。
  • HTTP公開経路やDNS権威を確認する。
  • DNS API権限を最小化する。

更新ジョブと配備先を見る

ACMEで発行できても、証明書が本番のTLS終端点へ配備されなければ利用者には反映されません。Webサーバー、LB、CDN、メールTLS、Kubernetes Secretなど配備先を洗い出します。

自動更新では、更新成功、サービス再読み込み、片系反映、古い証明書残存、通知失敗を確認します。期限監視だけでは、自動更新の失敗に気づくのが遅れます。

  • 更新ジョブの実行ログを確認する。
  • 更新後にサービスが新証明書を返すか見る。
  • 失敗通知と期限監視を両方用意する。

秘密鍵と権限を扱う

ACMEクライアントは秘密鍵やアカウント鍵を扱います。便利な自動化ほど権限が強くなりやすいため、DNS APIトークン、証明書保存先、ファイル権限、バックアップ、失効手順を確認します。

複数環境で同じ鍵を使い回すと、漏えい時の影響範囲が広がります。検証環境、本番、ワイルドカード、個別証明書の境界を分けます。

  • DNS APIトークンの権限範囲を確認する。
  • 秘密鍵の保存先と権限を確認する。
  • 漏えい時の失効手順を用意する。

変更証跡と引き継ぎ

ACME運用では、対象FQDN、チャレンジ方式、CA、クライアント、更新周期、通知先、配備先、戻し条件、レート制限への注意を残します。担当者しか知らない自動更新は障害時に弱くなります。

引き継ぎでは、DNS管理者、Web基盤担当、CDN/LB管理者、関連語として証明書、DNS、秘密鍵、証明書チェーンを残すと確認しやすくなります。

  • 更新Runbookと通知先を残す。
  • 配備先ごとの反映確認を記録する。
  • CAレート制限と緊急更新手順を確認する。

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