セキュリティ・認証 / 認証
KDCとは
Key Distribution Center。Kerberosで利用者やサービスを確認し、TGTとService Ticketを発行する中心的な役割です。
用語集内のカードを見るセキュリティ・認証 / 認証
Key Distribution Center。Kerberosで利用者やサービスを確認し、TGTとService Ticketを発行する中心的な役割です。
用語集内のカードを見るKDCを、定義だけで終わらせず、現場で出てくる場面、確認材料、見落としやすい点、関連語とのつながりまで順に確認できます。
Packet Story Lab
正常系と障害系の通信フローを見比べ、用語がどの観測点に現れるかを確認できます。
KDCはKerberosのKey Distribution Centerで、利用者向けのTGTとサービス向けのService Ticketを発行します。Active DirectoryではDomain Controller上のKDCサービスがこの役割を持ち、認証主体、サービスアカウント、SPN、暗号鍵の関係を確認します。
KDCへ到達できるだけでは認証成功を保証しません。DNS探索、時刻検証、pre-authentication、SPN検索、暗号方式の選択が順に成功して初めて、接続先サービスへ提示できるTicketが発行されます。
Clientは通常、_kerberos._tcpなどのDNS SRVレコードを使って対象realmのKDCを探します。誤ったDNS suffix、古いSRV、拠点外KDCへの偏りは、遅延や認証失敗の原因になります。
調査ではSRV回答、選ばれたDomain Controller、TCP/UDP 88の到達性、サイト割当を確認します。hostsやIP直指定で一時的に通しても、DNS探索の問題は解消しません。
AS交換ではKDCが利用者を確認してTGTを発行し、TGS交換ではTGTとSPNからService Ticketを選びます。4768と4769の結果、Client Address、Service Name、暗号方式を追うことで、どちらの発行段階で停止したかを分けられます。
KDC_ERR_S_PRINCIPAL_UNKNOWNはSPN検索、KRB_AP_ERR_SKEWは時刻差など、エラーコードごとに確認先が異なります。コード名だけで設定を変えず、直前に成功した交換を基準にします。
複数Domain ControllerがKDCを提供する環境では、複製遅延や時刻差により特定KDCだけ結果が異なることがあります。SPN登録直後やサービスアカウント変更直後は、複製状態と接続先KDCを合わせて確認します。
Kerberosは時刻依存性が高いため、KDC自身のNTP階層と監視も重要です。Clientだけ時刻を直しても、Domain Controller間に差が残れば再発します。
KDC運用では、realm、DNS SRV、対象サイト、Domain Controller、時刻源、監査ポリシー、4768・4769の保存期間を台帳化します。認証障害時にKDCサービス再起動だけで済ませると、DNSや複製の根本原因が残ります。
復旧後は正常なTGT、Service Ticket、サービス利用の順で確認し、失敗率や異常なTicket要求が通常水準へ戻ったことを監視します。
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